新年の抱負には、独特のジャンルがあります。「今年こそは違う」。それは一月の三週目あたりまで続き、五項目のリストはそっと引き出しの奥へ移り、生活はいつもの軌道に戻ります。意志が弱いからではありません。大みそかの夜に書いた五つの目標は、たいてい次のどれかだからです。漠然としすぎている(「もっと自分を大切にする」)、他人のものである(「英語をやっと身につける」)、あるいは一年前と同じものである。

100個のリストは、仕組みが違います。全部を達成する必要はありません。自分が本当は何を望んでいるのかを全体として眺め、そのうえで一年を預けてもいい十個ほどを落ち着いて選ぶためのものです。選び方は2027年の最重要目標10個の記事で詳しく説明しています。ここでは、リストそのものを紹介します。以下は、人生の10の分野で100の2027年の目標です。手順書ではなく、自分の注文を組み立てるメニューとして使ってください。

なぜ10ではなく100なのか

一年の目標を聞かれると、人は表面にあるものを答えます。やせる、稼ぐ、休暇を取る。悪い目標ではありません。ただ、最初に出てくる、いちばん声の大きな目標です。静かな願いは、このやり方ではリストに入りません。けれど一年が良い年だったかどうかを決めるのは、そうした願いであることが多いのです。

長いリストは、この問題を仕組みで解決します。100項目を書くには、普段は考えない分野を順にたどることになります。友人とはどうか、住まいはどうか、心の内側はどうか、自分は何を残すのか。30番目あたりで、ありきたりな願いは尽きます。50番目あたりで、借りてきた願いも尽きます。その先から、本当に自分のものが始まります。

もう一つの効果があります。100個の目標を目の前に置くと、どこに集中しているかが見えてきます。100個のうち20個がお金の話になる人もいれば、人間関係の人も、やっと自分のために生きたいという人もいるでしょう。これが「2027年に何を望むか」への答えです。白紙を眺めていても得られない答えです。

良い目標と悪い目標の違い

リストに入る前に、短いルールを一つ。一年の良い目標は、三つの問いに答えます。何がしたいのか。実現したことをどう知るのか。チェックマーク以外に、それは自分に何をもたらすのか。「もっと読書する」は、一つにも答えていません。「ずっと後回しにしてきた本を12冊読み、そのうち3冊は誰かと語り合う」なら、三つすべてに答えています。

リストの段階でやめたほうがいい目標もあります。健康、人間関係、自尊心を犠牲にして手に入るものです。睡眠を削って倍にした収入、傷んだ膝で走り切ったマラソンは、成果ではなく借金です。2028年に取り立てに来ます。良い目標とは、達成したあと人生が増える目標であって、減る目標ではありません。

2027年の目標100個

目標は10の分野に、各10個ずつ分けました。どの分野にも、一年がかりの大きな目標と、週末で終わるごく小さな目標が混ざっています。意図的にそうしました。小さくても終わった目標は、大きくて先送りされた目標より多くをくれます。

健康と体

この分野が最初なのは、礼儀からではありません。リストのほかのすべては、体力と睡眠、そして痛くない体があるかどうかにかかっています。

  1. 人間ドックを受けて、何年も先送りにしてきたことを片づける。歯、視力、検査結果。
  2. 30日間続けて午前0時前に寝て、日中に何が変わるかを書き留める。
  3. 今は長く感じる距離を歩くか走る。10キロ、ハーフマラソン、自分だけの数字。
  4. 今はできない自重トレーニングを一つ習得する。懸垂、腕立て伏せ、片脚スクワット。
  5. 毎日の食生活から、確実に味方ではない習慣を一つなくし、三か月続ける。
  6. 背中と首のための習慣を一つ身につける。ヨガ、ピラティス、10分の体操。意志力なしで続くところまで。
  7. 一か月お酒を飲まずに過ごし、増えたものと減ったものを正直に記録する。
  8. 泳げないなら泳ぎを覚え、泳げるなら1キロ泳ぐ。
  9. テントか山小屋に泊まるハイキングに出かける。温かいお湯も電波もないところで。
  10. 信頼できる医師を見つけて、その連絡先をなくさない場所に書いておく。

お金と仕事

お金は目的ではなく道具です。ただ、整えておく価値のある道具です。この分野の目標は、お金を崇めることではなく、自分の家計を怖がらなくなることです。

  1. 三か月続けて収支を記録し、そのあと一晩かけて結果と向き合う。
  2. 三か月分の生活費の緊急資金をつくる。すでにあるなら六か月分に。
  3. 利率の高いものから、借金を一つ完済する。
  4. 自分の市場価値を調べて、給与か単価について一度話し合う。
  5. 自分の職種で報酬が上がるスキルを習得し、実際のプロジェクトで証明する。
  6. 投資用の口座を初めて開くか、すでにある口座を整理して、何に投資しているかを理解する。
  7. ずっと「自分のお金で」したかったことを一つする。講座、道具、旅行。誰にも相談せずに。
  8. 一週間、夜7時以降は仕事のメッセージを見ずに過ごし、何が崩れるかを確かめる。たいてい何も崩れません。
  9. 五年後にどんな仕事をしていたいかを一ページに書き、その方向へ具体的な一歩を踏み出す。
  10. 長いあいだ、得るものより多くを奪っているプロジェクト、取引先、約束を一つ断る。

パートナーと家族

大切な人ほど、時間と注意の残りものしかもらえません。仕事とスマホに使った余りです。この分野の目標は、その順番を入れ替えることです。

  1. パートナーや家族と、週に一度のキャンセルしない習慣をつくる。夕食、散歩、画面を見ない夜。
  2. 両親や年長の親戚に、あらかじめ決めた曜日に電話をして、一年続ける。
  3. 家族の歴史を記録する。年長者がいるうちに話を聞き、せめて十ページ分を残す。
  4. 大切な人のために、その人を中心にした一日をまるごと計画する。
  5. ずっと言うべきだったことを声に出して言う。感謝、謝罪、「これは私にとって大事なんだ」。
  6. 二人で、まだ行ったことのない場所へ行く。二日間でもいい。
  7. 二人で何か新しいことをする。講座、ダンス、ボランティア、リフォーム。
  8. けんかのあとに、離れるのではなく近づけるようなけんかの仕方を身につける。二人でうまくいかなければ、カウンセラーに会いに行く。
  9. 子ども、甥や姪、名付け子のために、大人になっても覚えていることを一つしてあげる。
  10. 月に一度、一日中「ちょっと、これを読み終えてから」と言わずに、大切な人のためだけにいる。

友人と人づきあい

大人の友情は、けんかではなく「今度連絡しなきゃ」で終わります。この分野の目標は、人を後回しにするのをやめることです。

  1. かつて親しかったのに連絡が途絶えた三人と、つながりを取り戻す。
  2. 理由なく、ただ友人を家に招き、少なくとも四半期に一度は繰り返す。
  3. 仕事以外で十人の新しい人と知り合い、そのうち誰かとは二度会う。
  4. 趣味のコミュニティを見つけるか、つくる。ランニングクラブ、読書会、水曜のボードゲーム。
  5. 自分が詳しいことについて、30人以上の前で話す。
  6. 相手が最後まで話し終えられるような聞き方を身につける。思うより難しいことです。
  7. 助けが必要なときに、ひとりで抱え込まずに頼む。少なくとも一度、意識して。
  8. 友人と、スマホなしで週末を過ごす。実家の庭、キャンプ、別の街で。
  9. 誰かのメンターになる。若い同僚、学生、近所の中高生。
  10. 習慣と罪悪感だけで続いている付き合いを一つ手放す。

学びと知性

三十歳を過ぎて学ぶのが難しいのは、脳が疲れたからではなく、誰も強制しないからです。この分野の目標は、外からの強制を内側の関心に置き換えます。

  1. 一年で12冊の本を読む。うち少なくとも4冊は、普段選ばないジャンルから。
  2. 外国語を、字幕なしで映画を観られるか、旅先で見知らぬ人と話せるレベルまで引き上げる。
  3. 講座を一つ、最後まで修了する。始めるだけでなく、修了課題まで。
  4. 日常で長く足りていなかったスキルを身につける。運転、契約書の読み方、応急手当。
  5. 「自分には関係ない」と思っていた分野を一つ理解する。経済のしくみ、AIのしくみ、税金の実態。
  6. 読んだもの、観たものの記録をつける。本、映画、講義ごとに二、三行。
  7. タッチタイピングなど「退屈な」スキルを習得する。これから三十年、週に一時間を節約してくれます。
  8. 一か月間、毎日二十分、何かを学び続けて、どこにたどり着くか見てみる。
  9. 講演、見学、ワークショップに、オンラインではなく実際に十回足を運ぶ。
  10. 自分ができることを、誰かに教える。自分が本当は何を知っているかを知る、最良の方法です。

創作

ここでの創作は、才能の話でも、人に見せられる成果の話でもありません。ただやりたいからやる、という人生の一部の話です。

  1. 一日十五分の創作習慣をつくる。絵、文章、演奏、写真。
  2. ずっと前に始めたものを一つ完成させる。原稿、曲、写真のシリーズ、編みかけのセーター。
  3. 楽器を、一曲を最初から最後まで通して弾けるように練習する。
  4. 自分以外の誰かが読む文章を十本書く。投稿、短編、手紙。
  5. 手を使う工芸を身につける。陶芸、木工、裁縫、パン作り。
  6. 一年かけて、毎月同じ景色を撮り、ひとつの物語にまとめる。
  7. 自分の作品を、自分を知らない人に見せる。展示、公開、発表。
  8. 一年に二十回、コンサート、舞台、展覧会に行く。「観ておくべきもの」だけでなく。
  9. 創作のための休日を一日つくる。役に立つことは何もなく、面白いことだけをする日。
  10. 手作りの贈り物を、思いがけない人に贈る。

住まいと暮らし

家は、力をくれる場所か、力を奪う場所のどちらかです。この分野の目標は、家を自分の味方にすることです。

  1. 何年も気になっている場所を一か所片づける。ベランダ、クローゼット、コード類の引き出し。そして次の場所へ。
  2. 使っていないものを百個手放す。一個ずつ、正直に数える。
  3. 家の中に、自分が心地よくいられる場所をつくる。窓辺の椅子一つでもいい。
  4. いつもうまくできて、お客さんに出しても恥ずかしくない料理を十品覚える。
  5. 突然の来客にもあわてない暮らしの状態にする。
  6. 家計や書類を整え、大事なファイルが一分で見つかるようにする。
  7. 食べられるものか、花の咲くものを育てる。窓辺、ベランダ、実家の庭で。
  8. 一年以上先送りになっているリフォームか、大きな家の用事を一つ終わらせる。
  9. 一か月、デリバリーなしで過ごして、お金と体調がどう変わるか見る。
  10. ずっと引っ越したかったなら引っ越す。そうでなければ、そのことを考えるのをやめて、今住んでいる場所を整える。

旅と体験

体験は、時間がたつほど価値が上がる唯一の買い物です。ここで大切なのは地理ではなく、旅のあとに世界を新しい目で見られるかどうかです。

  1. まだ行ったことのない国を訪れ、少なくとも一週間は観光客としてではなく過ごす。
  2. 自分の国で、名前しか知らない三つの街を訪れる。
  3. 予定を決めない休暇を過ごす。片道の航空券、帰る日付だけ、あとは成り行きで。
  4. まだ見たことのない自然現象を一つ見る。オーロラ、流氷、海の嵐。
  5. 一人で数日間どこかへ出かけ、静けさを電話で埋めない。
  6. 仕事が許すなら、リモートワークをしながら一か月、別の街で暮らす。
  7. 頭の中で長いあいだ温めていたルートを旅する。車、自転車、列車で国を縦断する。
  8. 月に一度、小さな旅をする。隣町、知らない地区、二時間先の森。
  9. これまで食べたことのない料理を十品、本場の味を出す店で食べる。
  10. 一日一枚の写真と一段落の旅日記をつけ、一年後に読み返せるようにする。

心の内側

これらの目標は外から見えず、ストーリーにも収まりません。だからこそ立てられないことが多いのですが、ほかのすべてが喜びをもたらすかどうかは、ここにかかっています。

  1. 「問題ない」と思っていても、カウンセラーに少なくとも五回会う。問題がないときこそ。
  2. 夜に一日を振り返る習慣をつくる。よかったこと、つらかったこと、明日のこと、三行で。
  3. 三十日間続けて朝の静けさの時間をもつ。瞑想、祈り、ただ画面を見ない十分間。
  4. 自分の決断を左右している恐れを一つ解きほぐす。高さ、人前、拒絶、変化。
  5. 長い説明も罪悪感もなく「ノー」と言えるようになる。
  6. 一週間SNSを断ち、空いた時間が何で埋まったかを書き留める。
  7. 一年後の自分に手紙を書き、2027年の12月に読む。
  8. 次の条件が満たされたら始まる「本当の人生」を待つのをやめる。心当たりがあるなら、この話にはまとまった記事があります。
  9. 一人を許す。その人のためではなく、自分のために。
  10. 自分なりの休み方を見つける。本当に回復するものと、休んでいるように見えるだけのものを見分ける。

社会への貢献と意味

最後の分野の目標は、ほかのすべてを終えたあとに残るものについてです。新年の目標リストにはめったに入りませんが、それは惜しいことです。「何のために」に答えるのは、まさにこの分野だからです。

  1. 大切に思う活動を一つ、定期的に支える。お金、時間、スキルのどれでも、定期的に。
  2. 献血のドナーになるか、骨髄バンクのドナー登録をする。
  3. 自分の住む地域や街のために、自分がいなくなっても残ることを一つする。
  4. 知識を無料で共有する。記事、講義、公開授業、初心者向けの解説。
  5. 一人が、自分では踏み出せなかった一歩を踏み出せるよう手伝う。
  6. 自分が大切にしたい原則を十個書き、つらいときに読み返す。
  7. 自分に何かあったとき、仕事、お金、大切な人がどうなるかを整理しておく。気の進まない目標です。だからこそここにあります。
  8. 自分より長く生きる木を一本植える。
  9. 感謝を受け取るとき、軽く受け流さずにいられるようになる。
  10. 年の終わりに座って、一つの問いに正直に答える。2027年に自分がいたことで、世界は少しでもよくなっただろうか。そして2028年にその答えをもっと確かにするには、何をすればいいか。

100個から自分の10個を選ぶ

100個は多すぎます。全部を達成する必要はありません。リストの役目は別にあります。全体を読み通し、心に響いたものに印をつけ、他人のものを消し、一つの分野に偏らない十〜十二個の目標を残すこと。そして一つひとつを日付つきの最初の一歩に変え、四半期ごとに二、三個ずつ振り分けます。

どの段階にも落とし穴があります。とくに二番目です。自分の目標と「正しい」目標を見分けるのは思うより難しく、三月までにリストが崩れるのは、たいてい他人の目標のせいです。他人の目標のサインや、分野ごとに一つずつ十個の軸となる目標の例を含む方法は、2027年の最重要目標10個の記事で詳しく説明しています。ひとことで言えば、意欲的かどうかではなく、心の中で何かが揺れたもので選ぶこと。そして十個の中に、大きな目標とごく小さな目標の両方があるか確かめることです。迷うときは、優先順位のつけ方が役に立ちます。

目標を、きれいなファイルではなく計画にする

目標のリストと、生きた一年のあいだにあるものは、ちょうど一つです。一週間です。どの具体的な一週間にも入らなかった目標は、十二月にどれだけ望んでも実現しません。ただし、目標が週に入る前に、数字と期日が必要です。選んだ項目をその形に整える方法は、SMARTの法則のガイドにまとめました。

だから、一年の目標と付き合ういちばん実用的な方法は、四半期の終わりに思い出すことではなく、毎週の計画を立てるときにリストを見て、問いかけることです。この七日間に収まる、どの一つの目標への、どの一つの一歩か。一歩です。十歩ではなく。週に一歩ずつの五十二週は、一月と九月の英雄的なラストスパートよりも、多くを積み上げます。

もう一つ役に立つのは、目標をすでにある習慣に結びつけることです。もともと夜に翌日の計画を立てているなら、そこに質問を一つ加えましょう。「今日、目標のために何をしたか」。一日三十秒で、どんなやる気を出す画像よりも、目標が視界に残ります。

最初からやり直さなくていい一年

100個のリストでいちばん価値があるのは、いくつ達成するかではありません。2028年の1月に、「また何もできなかった」という感覚ではなく、具体的な書類が手元にあることです。何がしたかったか、何をしたか、何をやめてその理由は何か、何を次に持ち越すか。

これが、生きた一年と、ただ過ぎた一年の違いです。チェックマークの数ではなく、自分が何を望んでいるかを知っていて、その方向へ歩いたこと。100項目すべてでなくていい。十個でいい。自分の十個で。

よくある質問(FAQ)

Q. 結局10個しか選ばないのに、なぜ100個も必要なのですか?

100個の目標は計画ではなく、メニューです。幅広いリストがあれば、普段は考えない分野に気づき、自分の「やりたい」がどこに集まっているかが見えてきます。100個から選んだ10個は、白紙から書いた10個とはたいてい大きく違います。

Q. 一年で実際に達成できる目標は何個ですか?

多くの人にとっては8〜12個です。大きな目標も、ごく小さな目標も混ぜた場合の数字です。毎日の努力が必要な目標が多いほど、目標の数は少なくしてください。

Q. 目標が必要なくなったらどうすればいいですか?

未練なく消しましょう。1月に立てた目標は、1月の自分を映したものです。5月までに自分が変わったなら、リストも一緒に変わるべきです。もう自分のものではない目標をやめることも、一年の成果です。

Q. 目標は書き出すべきですか?頭の中にあれば十分ですか?

書き出してください。紙に魔法があるからではありません。頭の中の目標は、不安や他人の期待、今日の気分と混ざってしまうからです。紙の上なら、眺めて、はっきりさせて、一か月後に見返せます。

Q. 長いリストに取り組む余裕がないときは、何から始めればいいですか?

「健康と体」から一つ、「心の内側」から一つ選んでください。この二つの分野が、ほかのすべてのためのエネルギーをくれます。残りのリストは、戻りたくなるときまで待ってもらいましょう。